タラバガニはヤドカリの仲間?脚の数と分類をやさしく解説

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※本記事にはプロモーションが含まれています。

「タラバガニは実はカニではない」と聞いて、本当なのか気になっている人に向けた記事です。結論から言うと、タラバガニは分類上ヤドカリの仲間(異尾類)で、見える脚の数もカニより2本少ない8本です。公的機関の資料をもとに、その根拠と見分け方を整理しました。読み終えると、友人に説明できるうえ、通販で商品名の意味も読み取れます。まず結論ボックスを見てください。

この記事の結論

  • タラバガニは「異尾類」で、カニよりヤドカリに近い仲間と環境省が説明している
  • 本当のカニは脚が10本、タラバガニはハサミを含めて8本
  • 最後の1対の脚が退化して、甲羅の下に隠れているため8本に見える
  • 花咲ガニも同じ仲間。食材としては「カニ」として扱って問題ない

タラバガニは本当にヤドカリの仲間?

環境省の「せとうちネット」には、こう書かれています。ヤドカリはエビやカニと同じ甲殻類で、異尾類に属します。北海道などでとれるタラバガニもカニのような格好をしていますが、異尾類に属し、カニよりもヤドカリに近い仲間です。

北海道水産林務部の「北海道お魚図鑑」も、タラバガニのページに「“カニ”の名が付いているがヤドカリの仲間」という見出しを立てています。国と道の公式資料が、どちらも同じ説明をしていることになります。

では、なぜ「カニ」と呼ばれるのか

見た目が丸ごとカニに似ていて、昔から食材として「カニ」の棚に並んできたためです。北海道の資料でも、現在は活ガニやゆでガニ、その冷凍品が主に出回っていると説明されています。

食材として使う場面では、ヤドカリの仲間であることを気にする必要はありません。分類は生き物としての系統の話で、食べ方や調理の考え方とは別の話です。

脚の数を数えるとなぜ違いが分かる?

北海道の資料によると、カニ類は先端がハサミ状になった鉗脚のほかに、4対の歩脚を持ちます。ヤドカリの仲間であるタラバガニでは、最後の1対が退化して甲羅の下に隠れています。

観光庁の多言語解説文データベースは、これを「はさみのある脚も含めて8本脚」と表現しています。本当のカニには脚が10本あり、ケガニも10本脚で本当の意味でのカニだと記しています。脚が8本ならタラバ、10本ならカニと数えれば判別できます。

項目タラバガニ本当のカニ(ズワイ・毛ガニなど)
分類異尾類(ヤドカリの仲間)カニの仲間
見える脚の数8本(ハサミ含む)10本(ハサミ含む)
最後の1対の脚退化して甲羅の下に隠れる歩脚として使われる
雌の腹節の形左右不相称で、末端が右に偏るこの形とは異なる

環境省「せとうちネット」、北海道お魚図鑑、観光庁の多言語解説文データベース、北海道立総合研究機構の水産資料を、2026年10月に閲覧して編集部が整理。

ポイント

観光庁の資料によると、タラバガニの甲羅は最大25cm、脚の長さはほぼ1mに達することがあります。体が大きいため、脚の本数が少なくても、1本あたりの身の量は多くなります。

体のつくりにヤドカリらしさは残っている?

北海道立総合研究機構の資料は、タラバガニの形態をいくつか挙げています。右側のハサミが強大なこと、雄の腹節が三角形に近く、雌は円形に近いことです。さらに、雌の腹節は左右不相称で、末端が右に偏る点がカニ類と異なるとされています。

ヤドカリの仲間は、お腹の部分がやわらかく、巻貝にお腹を入れて守る種類が多いと環境省は説明しています。タラバガニは貝殻を使いませんが、お腹の左右が非対称という特徴に、ヤドカリ類の系統が表れています。

生きているときの色は紫、ゆでると朱色に

北海道の資料によると、生きているタラバガニは背面が紫色で、腹面やハサミは朱黄色です。熱を加えると、体全体が朱色に変わります。通販で見る赤いタラバは、加熱後の姿です。

産卵期は4〜6月で、産卵から約1年後に子どもが生まれます。分布は北海道周辺の水深30〜360mです。ズワイガニとの生息環境の違いはズワイガニとタラバガニの違いで比べています。

ハナサキガニやアブラガニも同じ仲間?

同じ仲間にあたるのが花咲ガニです。北海道の資料は、ハナサキガニをタラバガニ科に分類し、「名前に『カニ』とありますが、ヤドカリの仲間に分類されます」と書いています。観光庁の資料も、タラバガニとハナサキガニは、タラバガニ科のすべての種と同じく8本脚だとしています。

北海道立総合研究機構の資料では、形がよく似たアブラガニも出てきます。アブラガニは、甲羅の中央にある「心域」の棘が4本で、タラバガニは6本です。花咲ガニの旬や食べ方は花咲ガニとは?旬・味・食べ方で詳しく説明しています。

注意

通販で「タラバ」と近い名前の商品があるときは、種名の表示を確認してください。アブラガニは棘の数で区別できますが、加工後は判別が難しくなります。価格差の理由も、種名にある場合があります。

北海道の資料によると、タラバガニの雄は成熟した雌と出合うと、ハサミで雌をつかまえ、脱皮を待ちます。脱皮が終わった雌に短時間で精子を渡すという生態です。カニ類の雄が持つ交尾器はなく、生殖孔は雄が第5脚、雌が第3脚の基部にあります。こうした細部も、タラバガニがカニと別系統だと分かる根拠です。

分類を知ると、買い方はどう変わる?

分類が違っても、食材としてのタラバガニは「カニ」の棚で選んで問題ありません。ただし、ズワイガニや毛ガニと比べるときは、脚の太さ、肉量、加工状態を軸にすると失敗しにくくなります。

  • 脚の太さと、1本あたりの身の量で量を決める
  • ボイル済みか生か、冷凍の状態かを確認する
  • 殻付きの表示重量か、身だけの正味重量かを見る
  • 種名(タラバ・アブラなど)の表示を確かめる

量の目安はカニは1人何kg?人数別の量の目安、どちらを選ぶかはズワイとタラバ、通販で買うならどっち?が参考になります。

メモ

エビ・カニなどの甲殻類は、アレルギー表示の対象として知られています。タラバガニもヤドカリの仲間とはいえ、甲殻類です。アレルギーが心配な場合は、医師に相談してから購入してください。

よくある質問

タラバガニはカニではないのに、なぜ「カニ」と呼ばれますか?

形が一般的なカニに似ていて、食材として昔から「カニ」の仲間として扱われてきたためです。分類上は異尾類のヤドカリの仲間で、流通や料理の場面では「カニ」として問題なく扱えます。

タラバガニの脚は何本ですか?

ハサミを含めて8本です。最後の1対が退化して甲羅の下に隠れているため、見える脚は8本になります。本当のカニは10本です。

タラバガニは貝殻を背負いますか?

背負いません。タラバガニは貝殻に入らず、甲羅を持つ体で暮らします。ヤドカリ類の中には、巻貝に腹部を入れて守る種類が多いと環境省は説明しています。

まとめ

タラバガニは異尾類で、ヤドカリの仲間です。見える脚は8本で、最後の1対は甲羅の下に隠れています。環境省と北海道の公式資料が、同じ内容を説明しています。

食べるときは、カニとして選んで問題ありません。ズワイガニとの違いを知りたい人はズワイガニとタラバガニの違いへ進んでください。

この記事を書いた人

ふくまる便り編集部。カニ通販の選び方・量・時期・食べ方を、公的機関や各店の公式情報をもとに整理しています。掲載内容の誤りや変更のご指摘はお問い合わせからお寄せください。

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